23日 原油は反落、売り圧力台頭もEIA統計前で様子見ムード
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は、前日比32セント安の39.48ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は、同33セント安の41.39ドル/バレルで、いずれも小幅に反落している。 21日には米株安とリビアの原油輸出の再開見通しを映し、WTIとブレントはともに4%超の下げ幅となった。22日は値ごろ感から買いが集まり、WTI、ブレントともに値を戻したが、23日には反落。野村證券の大越龍文シニアエコノミストは、「アジアの取引時間内では、ポジション調整で売り越しに転じている」との見方を示した。ただし、同日に発表される米エネルギー情報局(EIA)の週間統計の発表を控え、同氏は「売買が拮抗しており、WTIは40ドル、ブレントは45ドルで天井感が台頭するだろう。新規材料もあまりなく、市場関係者も様子見姿勢を強めている」と付け加えた。 日経平均株価は18日比180円2銭安の2万3,180円28銭で推移している。ドル円相場は1ドル=105.14円と、18日の17時時点(104.57円)と比べて、ドル高・円安方向に振れている。
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