16日 原油は続伸、米在庫の取り崩しで需要回復に期待
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は、前日比47セント高の38.75ドル/バレル。インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は、同比45セント高の40.98ドル/バレルといずれも続伸している。 米国石油協会が(API)が15日に発表した週間石油統計で、先週末の米原油在庫が市場の事前予想である前週比189万バレル増に反し、同950万バレルの大幅減少となった。需要の回復が材料視され、買いが進んでいるとマーケットエッジの小菅努代表取締役は指摘した。加えて、本日16日発表される米エネルギー情報局(EIA)統計で、原油在庫が取り崩しになるとの期待も相場を支えているようだ。 一方、ハリケーン「サリー」が米メキシコ湾岸地域に接近すると見られており、供給逼迫懸念が聞かれるものの、停止されている石油生産施設の規模が2割程度に留まっていることから、小菅氏は、相場への影響は足元では限定的との見方を寄せた。 日経平均株価は前日比25円17銭高の2万3,480円6銭で推移している。ドル円相場は1ドル=105.28円と、前日17時時点(105.75円)と比べ、ドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):64.54 (↓0.03)
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