14日 原油は小反発、供給減期待で買い優勢もIEA需要見通しの下方修正で上値重く
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は、前日比6セント高の42.30ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は、同7セント高の45.03ドルといずれも小幅反発している。 石油輸出国機構(OPEC)が来週開催予定の合同閣僚監視委員会(JMMC)を巡り「市場では産油国の協調減産幅の拡大が議論されるとの観測が流れている。供給減少期待から原油は買われやすくなった」(楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト=写真)。ただ、上値は重い。同氏は「国際エネルギー機関(IEA)が13日に発表した月報で、原油の2020年世界需要見通しが従来予想から下方修正され、原油の消費回復は見通しにくい。また、前日の米国株相場が軟化したのも、リスク資産である原油相場への短期的なマイナス要因」と分析している。 日経平均株価は前日比14円73銭高の2万3,624円34銭で推移している。ドル円相場は1ドル=106.96円と、前日17時時点(106.64円)からドル高・円安方向に振れている。 ◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):67.45(↑0.35)
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