2日 原油は小動き、OPECプラスの開催前倒し観測で様子見ムード
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は、前日比4セント高の35.48ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は、同18セント高の38.50ドルで推移している。
2日のアジア時間で、原油先物は小幅に上昇しているものの、総じて上伸力に欠ける展開となっている。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の会合「OPECプラス」の開催が、当初予定の9~10日から4日に前倒しされるとの見方が浮上したのを受け、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「OPECプラスの動向待ちで様子見ムードが強まっている」と指摘。中国が米国産食品の禁輸方針を示し、米中摩擦の悪化を警戒したリスクオフの流れもあり「足元の原油相場の上値は重い。ただ、OPECプラスでは協調減産の延長も期待されるため、下値も追いにくい状況だ」(芥田氏)。
日経平均株価は前日比206円40銭高の2万2,268円79銭で推移している。ドル円相場は1ドル=107.64円と、前日17時時点(107.53円)から、ドル高・円安方向に振れている。 ◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):57.83(↑2.44)
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