28日 原油は続落 米中関係の悪化懸念で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は、前日比82セント安の31.99ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は、同46セント安の34.28ドル/バレルといずれも続落している。 中国政府が導入を進めている香港の「国家安全法」をめぐり、米中関係が悪化するとの懸念が浮上している。第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(=写真)は「新型コロナウイルスが原因で悪化した原油需要がまだ十分に回復していないところに、米中の問題も発生し、景気が後退するとの懸念から上値は重い」と指摘している。また、米石油協会(API)が27日発表した週間統計で、米原油在庫が200万バレル減の予想に反し、870万バレルの増加となったことも、相場の重しとなったようだ。 日経平均株価は前日比453円26銭高の2万1,872円49銭で推移している。ドル円相場は1ドル=107.80円と、前日17時時点(107.53円)からドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 56.57 (↓0.27)
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