6日 原油は反落、協調減産再開と米国参加への期待感の後退で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は、先週末比1ドル62セント安の26.72ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は、同1ドル21セント安の32.90ドル/バレルと、いずれも反落している。 先週末の海外市場で原油相場が大幅上昇したことを受け、6日のアジア時間では利益確定売りが出やすい状況のようだ。また、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国が6日予定していた緊急のテレビ会合の開催が9日まで延期となり、協調減産再開への期待感は後退している様子。加えて、野村證券の大越龍文シニアエコノミストは「協調減産への協力に米国が抵抗を示しており、減産が米国を巻き込んだ形で実施されるか懸念が増している」ことから、原油相場は下落しているとの見方を示した。 日経平均株価は先週末比473円69銭高の1万8,293円88銭で推移している。ドル円相場は1ドル=108.90円と、先週末17時時点(108.23円)と比べ、ドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):49.71(↑1.81)
|
東京 : 寺内 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.