20日 原油は続伸、新型肺炎拡大の鈍化を受けリスク資産に買い
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は、前日比46セント高の53.75ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は同41セント高の59.53ドル/バレルで推移している。 中国の新型肺炎の感染拡大が鈍化し経済停滞への懸念が後退したことから、前日の米国株式市場は大幅に上昇した。この流れを受けて、足元ではアジア株も上昇しており、第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(=写真)は「以前に比べて地合いが回復し、(株式と同様にリスク資産である原油も)買われている」と述べた。一方、19日に米石油協会(API)が発表した週間統計では、米原油在庫が市場予想を上回る416万バレルの積み増しとなった。同氏は、今日発表の米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計でも同様に、「市場予想以上の積み増しとなれば上値を抑える要因となる」と指摘した。 日経平均株価は前日比306円84銭高の2万3,707円54銭で推移している。ドル円相場は1ドル=111.27円と、前日17時時点(110.12円) と比べ、ドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 90.81 (↑0.48)
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