インドネシア国営のプルタミナの子会社キラン・プルタミナ・インターナショナル(KPI)は先月、同社が西ジャワ州で操業するバロンガン製油所で1.51メガワットピーク(MWp=瞬間的に発電できる最大量)の太陽光発電施設の操業を開始したと発表した。やはりプルタミナ子会社である再生可能エネルギー開発企業のプルタミナ・ニュー・アンド・リニューアブル・エナジーとの提携で建設したもので、製油所の操業に必要な電力を供給する。年間で781MWhの発電が期待されており、1年間に約600トンの二酸化炭素排出が削減できるという。プルタミナ・グループは脱炭素化の推進に積極的に取り組んでいる。KPIはこのほかに、リアウ州デュマイ製油所(3.77MW)、セントラル・ジャワ州チラチャップ製油所(2.34MW)、南スマトラ州プラジュ製油所(2.25MW)でも、それぞれ太陽光発電装置を使用している。
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