中国のスチレンモノマー(SM)の生産設備の稼働状況を見ると、1月の稼働率は12月に比べ上昇基調にある。これまで定修および減産を実施していた複数の設備が、1月入り後に順次再開していることが要因となっている。12月設備稼働率は65~75%だったと伝えられる。
12月まで稼働調整していたSM設備は、淄博Junchen、寧波keyuan、寧波daxie、浙江石化、Anhuijiaxi、連雲港石化、中国中化の泉州煉化などがある。このほか斎魯石化のSM設備は、上流にあたるナフサクラッカーが火災のため稼働停止したことを受け、原料不足から停止していた。