インドネシア=原油増産計画、シェールオイル開発も視野
インドネシア政府はこのほど、2030年まで同国の原油生産を日量100万バレルに引き上げる計画であると発表した。この目標の達成のため、シェールオイルの生産を視野に入れていると述べている。インドネシア政府は1月、同国の埋蔵量について、可採年数は原油が9.5年、天然ガスが約20年との推定を公表した。この推定値は、今後新規の油・ガス田の発見がないことを前提に、原油生産を日量70万バレル、天然ガス生産を同60億・標準立方フィートとして算出したもの。今回の原油生産目標の引き上げにより、可採年数などがどのように見直されるかは現時点で明らかでない。このほか、政府は2021年の石油ガス事業への投資について、上流部門124億米ドル、下流部門52億ドルをそれぞれ目標にしているという。
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