中国国家発展改革委員会(NDRC)が3日、同日24時からガソリンと軽油の国内統制価格を引き上げると通達した。上げ幅はトンあたりガソリンが250元(38.16ドル)、軽油が240元(36.64ドル)。今回の価格改定は今年6回目の値上げで、今年最大の値上げ幅となった。中国政府は国内外の価格動向を見ながら、10営業日ごとに統制価格を見直している。
北京市発改委の通知によると、92RONガソリンはリットルあたり5.55元から5.75元と0.2元上昇した。0号の軽油は同5.18元から5.39元と0.21元上昇した。一般的な乗用車のガソリンタンクの容量を50リットルとすると、今回の価格改定後、ガソリンを満タンにした場合、10元程度の値上がりとなる。
今回を含め、2020年のガソリンと軽油の統制価格は、6回の引き上げ、5回の引き下げ、12回の見送りとなった。通算の調整幅はガソリン、軽油の順にトンあたり1,540元、1,485元の引き下げとなった。
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